東ゼン大学のお知らせ  2020年2月から毎月、日本の労働法についての講義を東ゼン大学の事務所で行います。 英語と日本語での講義で、最後に質問コーナーも行います。 定員が30名となっておりますので、お早めの予約をお願いいたします。出席できない方は、Youtube上でライブ配信も行いますので、ぜひチェックしてください (https://youtu.be/lNukN-kdS6o)。 詳細は以下のリンク、またはチラシをご覧ください。 We will have Tozen Daigaku on Japanese Labour Law at […]
2020年1月29日(水)、東京高裁で行われた日本外国語専門学校(JCFL)で働く東ゼン労組の組合員による有給休暇の紛争をめぐった控訴裁判で判決がおりた。学校側は、時給制で働く講師たちに対し有給休暇の付与を拒否しており、一学期毎の契約であるため次の学期の契約を結ぶ際に、雇用は継続せずに中断する。従って、有給休暇取得の権利はないとの主張していた。 しかし、今回の裁判で高裁は、2018年11月の東京地方裁判所の命令を維持した。 高裁は、この雇用は継続しているとし、法律に則った最低限の年次有給休暇を割り当てるよう命令を下した。そのため学校側は、講師が既に取得した有給休暇分と、未払い分の遅延利息を支払わなければならない。 しかしこれまで経営側は、団体交渉の場で組合側および支部に対し強硬な姿勢をとり続けているため、最高裁への上告も予想される。 東京地方裁判所でも主張してきた、学校側が就業規則のコピーの提供を拒否することをパワハラだという主張に関しては、組合側が敗訴した。
Tozen Union members working at Japan College of Foreign Languages won paid leave Wednesday in Tokyo […]
In an interview on 1/23/20 Tokyo Union organizer Louis Carlet reports on the labor struggles in […]
2020年1月17日(金)、東ゼン労組は桜美林大学団交拒否の事件における東京都労働委員会の第一期日を行った。今回の期日では大きな進歩が見られた。学校側は、団交の通訳者を手配すること、また職場における主たる言語(英語)で交渉することに合意した。組合と学校側は、数週間後に再度団交における基本的なルールを決定するために話し合いを行う。現在に至るまでどの問題にも解決の兆しが見られなかった組合としては、今回の期日は解決へ向けての第一歩であった。 On Friday 17th January 2020, Tozen Union had its first hearing at Tokyo Labour Comission for […]
中曽根康弘元首相が2019年11月29日、101歳で亡くなった。1971年生まれの筆者にとって、中曽根氏は良くも悪くも鮮明に記憶に残る総理大臣の一人である。日本の戦後の総理大臣は概して「調整役」的存在に徹し、カリスマ性が求められてこなかったなか、中曽根氏はもしかしたら、初めてカリスマを志向した総理大臣だったかもしれない。“ロン・ヤス関係”と呼ばれた、アメリカのレーガン元大統領との“日米蜜月関係”の構築は、日本の「対米従属化」をいっそう加速させたといえるかもしれない。だが、当時中学生~高校生の子どもだった筆者の目には、初めて日本の首相が、アメリカと“対等に”そして“フレンドリーに”交渉する姿を見た気がした。それは単純に、彼の身長が178センチとこれまでの総理大臣の中では群を抜いて高く、アメリカ大統領と並んだときに引けをとらなかったという視覚的な印象もあるだろう。
SNA (Tokyo) — Prime Minister Yasuhiro Nakasone died this past November 29. During his tenure as […]
2019年12月21日、シェーン英会話スクールの今年最後のレッスン日、東ゼン労組シェーン労働組合の組合員たちは、雇用の安定、社会保険への加入、全従業員の賃金3%引き上げ等の要求実現に向け、ストライキを起こした。このストライキは、5年間の労働紛争の歴史の中でも最も大きなストライキとなった。 シェーン英会話スクールにとって土曜日というのは一番忙しい曜日であり、講師の出勤人数も週の中では最大であるため、代わりの講師を手配するのが難しい曜日でもある。 カバー講師も含め計13人もの組合員がスト権を行使した。同ストライキにより、数々のスクールでスケジュールの混乱や授業の休講が発生した。  同組合および支部は、これまでシェーン英会話スクールと数多くの団体交渉や事務折衝を行ってきたが、要求実現に対する進歩は見られないままであったため今回のストライキを決行した。今回のストライキで新たな組合員も一人加わった。
The last day before Winter Solstice (Dec. 21), Shane teachers upped the ante in their fight […]
 11月下旬金曜、初冬の寒さが混じり込む雨降りの朝、シェーン労働組合(SWU)の組合員らは傘をさし、吉祥寺校、西船橋校、北浦和校のそれぞれの研修を受けに来た同僚たちに挨拶を交わす。 5年前の同組合シェーンコーポレーションにおける、初めてのストライキを行った信念強い組合員であるエズラ・ウルノー執行委員は、悪天候の中、リチカ・シン書記長と共に吉祥寺校でのビラ配りを奮起し行った。 北浦和校では、スタイリッシュなニット帽からはみ出る長髪天パが特徴のオレン・フランクハム組合員が、埼玉地区で初の、また彼自身としても初の組織化活動を行った。 東ゼン労組ベグント支部の組合員の団結なく、オレン組合員一人だけでの決行は、実現できなかった。ベグント支部には恩義を感じる。 一方、千葉地区では、組合活動に著しい盛り上がりが見られる。マーチン・ワイト組合員は、 シェーン稲毛校における従業員代表選挙に正当に当選した彼のポジションを奪おうとした経営側の非民主主義的な行動に負けず、職場における民主主義の模範を示してくれた。同組合員が初めてスト権を行使し、2名の同僚を感化させ、公正な労働条件のために共に闘う新たな仲間を組織化した。 東ゼン労組不屈の専従オルグ、ジェローム・ロスマンとその他支援者たち、そして多数の参加者によって、組合の粘り強さと団結が示された。私たちはこれを真剣に活動をしている。 シェーン労働組合の組合員らは、全体的に評価され、組合加盟への関心が多く見て取れた。加盟手続きキットは何人かの手に渡ったため、新たに申込書が本部に届くことに楽しみにしている。 先月、解雇撤回を命令した東京高裁で勝訴を収めた、東ゼン労組シェーン労組執行委員長であるアダム・クリーブ氏は、「今日私たち組合員が成し遂げたことを大変誇りに思っています。私たちには勢いがあり、更に成長しています」と述べた。  11月23日(土)は、勤労感謝の日である。この日は、人々が互いの勤労を感謝し合うための日本国民の休日とされている。しかし、シェーンコーポレーションは、従業員のために行われる通年行事を中止した。例年は、勤労感謝の日の前日、無料ドリンクと催し物があったにもかかわらず、今年用意されていたのは、終日研修とドーナツ一箱のみであった。土曜日もまた、休日の予定であったにもかかわらず、台風ハギビスを理由に休講した一日分のレッスンを補講するために、働かなければならなかった。 これが勤労感謝の日に行われた、シェーンコーポレーションによる労働者への感謝のあらわし方である。 土曜日も、ストを打ち、新たに3名の講師がスト権を行使することをきっかけに組合に加盟した。スト参加者の勇敢さは尊敬に値する。既存の組合員が団結をし、共にストに参加した。 講師に対する昇給は、少なくとも7年間なく、シェーン労組は従業員全員の賃金を一律3%引き上げるためのストライキを行っている。また、ストライキの要求事項の一つに、社会保険加入と、雇用安定を図るための無期雇用もある。 シェーンコーポレーションはこのストライキ紛争の終結のために5年間交渉を続けてきたが、それは底知れず失敗を繰り返してきた。当組合の要求は理にかなったものである。今こそ、経営側は何かしらの協議をする時であるが、組合が大きくなり続けるのと同時に、彼らは遅れをとるであろう。 シェーン労組はこれから先もずっと、ここに居座り続ける。シェーンで働く全従業員のより良い労働条件の為に闘うことを諦めない。 2019年11月23日 […]

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