koushiboshu02a株式会社ICC(本社:横浜市)は、関東地域に6つのスクールをもつ語学学校です。スレイマン・ブルキッチ組合員は、20年間にわたり、ICCで英語とフランス語の講師として仕事をしてきました。ちょっぴり皮肉やさんながらとてもチャーミングな彼は、教え方にとても定評があり、生徒たちからの人気も抜群でした。彼はやりがいと情熱をもって20年間働いてきました。

彼は、労働法上、自分が有給休暇を取る権利があることを知りました。そこで、20年目になって初めて、ICCに対して有給休暇の取得を伝えました。
ICCからの態度は信じられないものでした。まず、これまで一度も警告されたことがないのに「THE LAST WARNING!」(最後の警告)と題した文書を発せられ、「重大な業務命令違反」を侵したと一方的に言ってきました。重大な業務命令違反が何なのかについては一切触れていません。さらに信じられないことに、会社は、20年間ICCの先生として働いてきたブルキッチ組合員を「雇用していない」、つまり「雇用契約ではなく、業務委託をしていたに過ぎない」と言い出しました。そして、労働者として得るべき有給休暇、労災保険、社会保険、雇用保険などの権利は、彼には一切ないのだと主張しました。

koushiboshu2ここまでひどい仕打ちがあるでしょうか。ICCのホームページには、「ICC Family」というタイトルのついた講師たちの集合写真が掲載されていて、その真ん中にブルキッチ組合員が写っています。20年間、まさに「ICC Family」の一員として一生懸命仕事してきたブルキッチ組合員は今、労働者として当然の権利を求めて闘っています。

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