東ゼン労組ならびに東ゼン大学教職員組合の組合員であるジェローム・ルボワ(以下、「ルボワ組合員」という)が、不当解雇の撤回を求めて東京外国語大学を訴えた裁判の第1回期日が9月30に日に行われた。

ルボワ組合員は、2010年7月21日から東京外国語大学でフランス語教師として勤務し始めたが、今年の3月31日に解雇された。
組合側は、大学側が主張する解雇理由を争っており、何度も団体交渉において協議を重ねたが、大学側は解雇撤回をしない姿勢を貫いたため訴訟に至った。
9月22日には、大学前でルボア組合員の解雇撤回を求めるビラ配りを行った。このビラ配り活動には、東京外国語大学の学生組合である「ルボワ先生の外大復職を求める会」も参加し、同日,組合と学生の共同声明を発表した。


東ゼン労組とルボワ先生の外大復職を求める会(学生組合)の共同声明

ルボワ組合員は、学生たちからも人気のある教員であり、下記のような声を学生たちから受けている。

– 語学が苦手な僕にとって、ルボワ先生の分かりやすく面白い授業は、常に学習の励みでした。今では、フランス語の読解が必要な研究にも取り組むほどです。多くの生徒の学習意欲を向上させるには、先生のユーモアに富んだ授業が不可欠であるはずです!

– ルボワ先生は、非常に学生思いの先生です。また、ルボワ先生の授業のおかげでフランス語を楽しみながら身につけることができました。ルボワ先生の授業が恋しいです…!

– 日本語が巧みな先生のフランス語指導は、どの教授よりもわかりやすかったです!

– ルボア先生のフランス文化社会学の授業や、フランスの歴史の授業が大好きでした。
フランスの話だけではなく、日仏比較を交えた講義は日本史を専門としていらっしゃるルボア先生ならではのもので、いまでは受講なくなってしまいとても悲しいです。

– ルボア先生の語学、そしてフランス社会や歴史の授業が全て大好きで、毎回とても楽しみにしていました。コロナ禍でオンライン授業になっても、前と同じように板書や説明を丁寧にしてくださったので、問題なく楽しく授業に参加できました。外大生がルボア先生の授業をまた受けられるようになることを、心から願っています。

東ゼン労組とルボワ先生の外大復職を求める会は、東京外国語大学に対し、一日も早くルボワ組合員の解雇撤回するよう求め、今後も闘う姿勢を示したい。

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