柏市立小中学校の外国語指導助手(ALT)事業が千葉労働局から是正指導を受け、中断している問題で、市教育委員会は28日、日本人の教員と外国人で担当の授業時間を分ける方法を導入し、7月から業務委託方式で事業を再開すると明らかにした。

この問題で労働局は、学校側からALTに直接指示をしていたことは適切な業務委託とはいえず、労働者派遣法違反にあたるとして、市教委に是正を求めていた。

市教委は改善策を検討し、例えば授業時間を10分と40分に分け、先に日本人教員が授業を行い、残りを外国人が指導する方式を取り入れることにした。授業を進める上で改善点がある場合は、委託業者側へ連絡する。名称も、助手という言葉を避け英語指導講師(NET)に変更する。

市教委は、研修会や模擬授業を実施して新方式の内容を教員らに徹底するという。

この日の記者会見で秋山浩保市長は、今回の問題を巡り、「チームティーチングが理想で、それを行うには直接雇用するしかない。だが、一定人数の外国人を直接雇用することは現実的でなく、理想と法体系にズレを感じる」と述べた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100528-OYT8T01148.htm

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